ひな人形の着物は着せ付け方も重要

ひな人形の着物は、人形の良し悪しを判断する重要なポイントです。生地の素材などはもちろん、着せ方でも判断できます。人形の実物を見れば、専門家でなくてもある程度分かります。こだわりのひな人形だと、本着せという着せ方をしています。見える部分だけ布を張り付けたり、上下セパレートタイプになっている衣装をつながっているように見せたりなど、着せ方にはいくつかあります。中でも本着せは、本物の着物と同じように衣装を仕立て、それを人形に着せ付けて行く方法です。手間も力も必要ですが、その分仕上がりがきれいです。本着せは、布を貼り付けた人形よりも重量があります。重いので、着物の衿元もずっしりと下がっています。実際に見て手に取れば、着せ付け方はある程度判断できます。もしもこだわりのひな人形が欲しい場合は、着せ付け方が本着せかどうかも判断材料に加えると良いでしょう。

洋服の時とは違う着物姿に合うメイク

着物を着た時は、洋服を着ている時とは違うメイクの方が、バランスが良くなります。洋服の場合は、目をはっきりとさせたり、鼻筋をはっきり見せせたり、パーツを強調した顔にすることが多いです。その方が西洋人風になり、洋服とのバランスも良くなるからです。しかし着物姿で同じメイクをすると、どうにもバランスが悪く、ちぐはぐに感じてしまいます。和服を着たら、和服にふさわしいメイクを心がけた方が良いです。よく言われるのは、和服は平面なので、メイクも平面を意識するということです。その方が、全体のバランスが良くなります。いつも目をしっかり作りこんで鼻筋を強調させている人も、和服の時はあまり目や鼻をはっきり描かない方が良いです。目ははっきりさせるより、切れ長風にした方が合います。舞妓さんの化粧顔をイメージすると分かりやすいです。自分で和風メイクを作る自信が無い時は、着付けに慣れた美容院でお願いするのも良いでしょう。

年齢で変化する七五三の女子用着物

七五三では、女子は三歳と七歳で着る物に違いがあります。三歳児の場合、まだ本格的な和服は着ないのが普通です。襟につけ紐を付けて、帯ではなくつけ紐を使います。そうすることで体を締め付けず、動きやすくなります。その上に被布を着ると、三歳児の七五三スタイルになります。七歳児になると、つけ紐も被布も使いません。大人と同じような着付けをします。着物や着付けの変化は、それだけ成長したという証しです。七歳児は、肩上げをした振袖を着ます。三歳児では使わない帯も、七歳になるときちんと使います。着る物の変化で成長が分かる所が、七五三という儀式の特徴でもあります。七五三は、もともとが子供の成長を祝う儀式から始まりました。初めて袴を付ける儀式や、つけ紐から帯に変わる儀式など、着物にまつわる行事がルーツです。そのため今でも七五三は、着物で成長を祝う行事として定着しています。